シューマンに関するコラム
コラム トロイメライ

・〈10月号〉
番外編:音楽の都ウィーン B

・〈9月号〉
番外編:音楽の都ウィーン A

・〈8月号〉
番外編:音楽の都ウィーン @

・〈7月号〉
新天地ウィーンへ!

・〈6月号〉
転機

・〈5月号〉
クララとの愛で生まれた傑作 〜ダヴィッド同盟舞曲集 作品6〜

・〈4月号〉
クララとの愛で生まれた傑作 〜幻想曲 作品17 そのA〜

・〈3月号〉
クララとの愛で生まれた傑作 〜幻想曲 作品17〜

・〈2月号〉
クララとの愛で生まれた傑作 〜ピアノ・ソナタ第3番 作品14〜

・〈1月号〉
クララとの愛で生まれた傑作 〜ピアノ・ソナタ第2番 作品22〜

・〈12月号〉
クララとの愛で生まれた傑作 〜ピアノ・ソナタ第1番 作品11〜

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作風の変化

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ヴィーク怒る!

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「作品3」と「作品5」

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少女クララ

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シューマンは筆マメ

・〈6月号〉
シューマンはイケメン?

・〈5月号〉
「《謝肉祭》作品9 〜その5〜」

・〈4月号〉
「《謝肉祭》作品9 〜その4〜」

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「《謝肉祭》作品9 〜その3〜」

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「《謝肉祭》作品9 〜その2〜」

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「音楽新報」

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「シューマン、音楽雑誌を作る!」

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「評論家シューマン誕生」

・〈9月号〉
「シューマンの「作品1」:《アベッグ変奏曲》」

・〈8月号〉
「ライプツィヒは楽しい!(後編)」

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「ライプツィヒは楽しい!(前編)」

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「ライプツィヒへ」

・〈5月号〉
「文学少年シューマン」

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「シューマンの生まれた街を訪ねて」

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〜トロイメライ Träumerei 10月号〜
第31回 番外編:音楽の都ウィーン B

<< - 2011.10.1 - >>

今回はウィーンの旧市街を離れて、郊外にある有名な音楽家たちが眠る墓地をご紹介します。

まずは、モーツァルトが埋葬されていると言われるザンクト・マルクス墓地。ここへはリンク沿いの停留所から路面電車に乗っていくのが便利だと思います。わずか35歳の若さでこの世を去ったモーツァルト。彼の葬儀はシュテファン寺院で行われ、遺体はザンクト・マルクス墓地の共同墓穴に埋葬されましたが、誰も霊柩車に同行することを許されなかったため、実際に埋葬された位置は不明です。ですから、墓碑の下に彼の骨が実際に埋まっているわけではないのですが、それでも多くの音楽愛好家がここを訪れています。

ブラームスのお墓

次に向かうのが中央墓地。ザンクト・マルクス墓地に行くのと同じ路線の路面電車に乗って、もう少し先に行ったところにあります。この墓地はもともとオーストリアの市内5カ所にあった墓地を集めて、1871年にできたものです。ここには多くの音楽家のお墓があるため音楽ファンにとっては一大観光スポットとなっており、常に多くの観光客がいます。お墓なのに不謹慎な気もしますが、みんなバシバシ写真を撮ったり、お墓と一緒にポーズをとったりしています。みなさんがお供えするお花で常にお墓は美しく飾られています。楽聖たちが眠っているのは第32A区です。

ヨハン・シュトラウス2世のお墓

近くには他にもヴォルフ、ランナーといった作曲家のお墓もあります。これだけ有名な大作曲家たちのお墓がほとんど隣り合うような形で一同に集まっていることに驚きますね!

ベートーヴェンのお墓

次回はウィーンの美術や建築についてお話ししようと思います。どんどんシューマンから離れて行く気がしますが(というより実際に離れて行っていますが)、ウィーンはそれだけ素敵な街なんです!ということでもうしばらくお付き合いくださいね。

 
 
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